静岡県藤枝市岡部町、朝比奈の奥にある清養寺(せいようじ)は曹洞宗の小さな寺院です。
宮島山清養寺は山号が示しているように、宮島村の山の緑に囲まれた丘の上、眼下に朝比奈川の清流を見おろしながら建っている山寺らしい山寺です。
【清養寺について】
- 宗派
曹洞宗
- 御本尊
阿弥陀如来(脱乾漆像)
- 開創
天正18年(1590年)
- 御開山
積翁長善大和尚
(せきおうちょうぜんだいおしょう)
- 御開基
中嶽翁驚公僧
(ちゅうがくおうきょうこうそう)
- 名前
宮島山 清養寺
(みやじまさん せいようじ)
【清養寺とは】
日当たりのよいこの山に清養寺が開かれたのは天正18年(1590)のこと。
開基として祀られている中嶽翁驚が、この宮島村の人々に仏の教えを広め、先祖の霊を祀ることを薦め、村人とともに新寺を建立しました。
そこで師である總善寺3世・積翁長善を拝請して開山とし、『清養寺』と名付けました。
積翁長善は徳も高く、一代で清養寺・耕春院・梅窓寺・善能寺の4ヶ寺も開創した人望の高い僧であり、朝比奈地区に禅の教えを広めた第1人者でもありました。
【由緒縁起】
江戸時代清養寺はしばらく無住で荒廃しかかったが、宝暦12年(1763)龍秀廣圓和尚(りゅうしゅうこうえんおしょう)が入山。
龍秀廣圓和尚の記した「因縁記」によると、諸堂の柱は腐り、梁は傾き、壁は落ち、雨は漏り仏具等も使えないほどであったと記されている。そこで檀信徒と相談し浄財を勧募し、建築材は地元の山林から調達し、25両900文、639人の人足をもって安永元年(1772)本堂、庫裏、客殿を再建し旧観に復しました。
開創以来430有余年、寺の寺格は低かったが、歴代和尚達は苦労して寺を守り続けて来ました。
昭和60年静岡市丸子、歓昌院24世俊哉師の第2法子志朗和尚(しろうおしょう)が住職となるや、老朽化した本堂庫裡の新築を発願し、檀信徒に協力を仰ぎました。もともと信仰心の篤い宮島村の人々は浄財を喜捨し、勤労奉仕作業に汗を流し、平成2年に庫裡と本堂を新築しました。
さらに平成4年12月9日には準法地寺院の寺格だったのを法地寺院へと上げ、檀信徒の仏事を責任持って行なう事となりました。
その後、境内地も整備され平成9年11月8日には開闢(かいびゃく)以来、初めてとなる晋山結制式(しんさんけっせいしき)の盛典を挙行しました。
一新された清養寺は奥朝比奈の山の緑の中で新たな輝きを放ち、人心に仏性の種を植えたのです。
【清養寺ご本尊】
本尊の阿弥陀如来像は大変珍しく、脱乾漆像で表面は金泥で仕上げられており修復した時、胎内より造像の祈願書が発見されました。それによると「天和三年(一六八三)四月十八日 右建立奉る者なり。武州江戸住長谷川氏甚三郎 花押」と記されてありました。
永代供養(えいたいくよう)
永代供養とはご遺族や子孫の意を汲み、霊園や寺院がご遺骨を管理し供養することを言います。
「子供に墓守の任を与えたくない」「家が途絶え後継者がいない」
などの事由により、ご自身ら永代供養を選ばれる方も増えてきています。
人は、いつかお別れをしなければなりません。頭で分かっていても自分事としてとらえることは中々難しいことです。時代は移り変わりますが、人が誰かのために祈る心はいつまでも大切にしていきたいものです。
清養寺では、まずご遺族とご縁者の方のお話を聴かせてご納得のいく、供養と埋葬法を一緒に考えて参ります。
納骨方法
- 永代供養塔(やすらぎ)へ誰のご遺骨か分かるように骨壺ごと納骨をいたします。
- 永代供養塔(やすらぎ)は清養寺が葬儀を行なう場合は13回忌まで、清養寺以外の宗教者が葬儀を行なってきた場合は10年間までとなります。その後、無縁供養塔(鹿苑の里)へ合祀となります。更新をする場合は更に10年間となります。
永代供養料
1霊位:15万
※年会費等はございません。
※葬儀・年回供養等希望の方は別途、御布施を納めていただきます。
※年回供養は申込者のみ行ないます。
※葬儀を行なってきた方でも宗旨宗派問わず納骨が出来ます。
※納骨後の供養は清養寺が曹洞宗の法式にて執り行います。
料金でお困りの方はご相談上決定いたします。
無縁供養について(むえんくよう)
無縁供養塔(鹿苑(ろくおん)の里)は、永代供養塔(やすらぎ)異なり、これからお墓の
「継承者がいない」「亡くなった方々を弔う縁者がいない」
という方のお墓です。
納骨方法
- 無縁供養塔(鹿苑の里)へ合祀となります。
- 骨壺からご遺骨をお出しし、すでに祀られているご遺骨と一緒にお祀りいたします。
※誰のご遺骨か分からなくなりますので、2度と取り出すことは出来ません。
合祀納骨料
1霊位:10万
※年会費等はございません。
※葬儀を行なってきた方でも宗旨宗派問わず納骨が出来ます。
料金でお困りの方はご相談上決定いたします。
夫婦墓について
いつまでも、どこまでも永遠に夫婦仲良く寄り添いたい方、子供が嫁ぐから夫婦だけのお墓にしたい方へ。
埋葬費・納骨について
夫婦2名:25万円
- 管理費:夫婦2名のご遺骨が納められるまで6千円
- 納骨期間:夫婦が揃って納められてから5年間
※夫婦が揃って納められてから5年間後は永代供養塔もしくは無縁供養塔に改葬となります。
※葬儀・年回供養は清養寺が曹洞宗の法式にて執り行います。
個人墓について
10万円
永代供養料・墓石代・戒名料含む
年会費:1万2千円
清養寺会館
少人数制(1名~20名程)の葬儀・年回供養でご使用いただけます。
◎会館使用料 安置~葬儀まで5万円
※葬儀の御布施は別途で納めていただきます。
※年回供養での使用料はいただきません。
※清養寺が葬儀を執り行う場合のみ使用可。
◯別途用途でもご使用いただけます。
その他会館使用料について
会議・合宿・催し等:1千円~1万円
すべての詳細につきまして、お気軽にお問い合わせください。
各種供養・法要について Memorial Service
年回法要(ねんかいほうよう)
ご法事(年回法要)は、故人と私たちのつながりを深める大切な儀式です。
亡き人を偲び、読経供養することでご冥福をお祈りする行事です。僧侶は、読経した功徳を故人へ廻向(えこう)し追善供養(ついぜんくよう)します。
家族や親族が集まり、仏前で読経をし、供物を捧げ、故人への感謝の気持ちを表すと共に、残された者が改めて仏教の教えに触れる機会でもあります。また、故人との繋がりを深め、仏教の教えに基づいた慈悲と感謝の心を育む場でもあります。
その他、水子供養・ペット供養
各種祈願・祈祷などお気軽にご相談ください。
墓地分譲について
墓地永代供養料:5万~20万
※墓地区画によって値段が異なります。
詳しくはご連絡ください。
境内のご紹介 Gallery
寺院情報 Information
- 名前
宮島山 清養寺
(みやじまさん せいようじ)
- 所在地
〒421-1102
静岡県藤枝市岡部町宮島894
- 連絡先
054-668-1503
- 駐車場
有り(約25台)